さてよく、バンパーを当てててしまって、バンパーが膨れ上がったりする事故例が多いのですが、お客様が「こんな場合はどうやって直すのと聞かれることがご来店された時・見積もりのときに多いのですが、ちょっとした作業内容として紹介させていただきます。
まずバンパは樹脂(プラスチック)になっていて、一般的に車のバンパー以外(ドア・天井・リアフェンダー)は鉄板になっています。※最近の車は軽量化の為フロントフェンダー・リアゲートは樹脂になっている車もあります。 わからなければマグネットを貼り付けてみて
鉄板の場合は不可能ですか、バンパーの場合は樹脂なので温めたら熱で素材が軟らかくなります。
その為、下記の修理の場合も、バンパーを綺麗に直すためにはimage
膨れ上がっている部分をまずは、落とし込んであげます。


そこで、使うものがドライヤー(工業用)
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一般の家庭用ドライヤーだと熱が100度前後なんで、今回の作業をするうえで
しんどいかな・・・・  一方工業用ドライヤーだと450度前後になってきます。
もちろん大やけどに注意です。
そして膨らんでいる部分が温まったら、柔らかくなっているうちに、工具等々を使って落とし込みます。

落とし込むのは基本(元の位置)より、気持ち落とし込む事です。
それでないと、次のパテで形を整えていくうえで、その膨らみがあった部分が残ってままになる可能性があるからです。

次にパテで形を整え
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塗装し、仕上げに磨いたら

はい完成となります
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まあ今回の説明で実際に見ているのと、写真とでは説明が難しく分かりにくいかもしれませんが、ちょっとでも皆さんの参考になればと思います。

また今回の作業の膨れを自分で戻そうと自分でやろうかなと思っている方は、温める過ぎても、塗料やててきますし、落とし込みの時にもあんまり強く落とし込んで工具によっては、穴が開く可能性もありますので、ご注意を。
とりあえずポイントは夏場ならいいけど、冬場で家庭用のドライヤーでどこまで熱がバンパにつたわるかですかね。
5段階で難易度は2.5ぐらいの難しさですかね。